広島の蕎麦

広島はうどん文化圏だ。30年前広島市内中心街にあった「一力」という蕎麦屋がいつのまにかなくなった。その頃ちょうどそごうもでき、神田やぶそばが入ったが、うどんのメニューがたくさんあった。。子どもの頃のゆで玉の年越しそばはおいしくなくて、年越しそばを食べることが苦痛に近かった。それにどちらかというと出雲系のそばだった。


ところが、最近広島に信州蕎麦系の蕎麦屋ができている。これは東京生まれの蕎麦打ち職人高橋名人(全国行脚しているとか)という人が県内過疎地の町お越しで蕎麦を名物にするためにやってきたのが基らしい。その人の直営店が一つ中心街に、その弟子も開店している。


子どもの頃は嫌いだった蕎麦は、今では大好き。それは東京にいる頃に神田のまつやによく行ってたからだ。お昼を食べ損ねて、もうすぐ夕食だけど何か食べたいというときに、ちょっと蕎麦屋で。広島ではそれができない。


蕎麦屋はできたが、もりそば735円、まつやは550円だ。まつやの味と値段を知ってると食べる気しない。かけそばはまだ630円で、入ってもいいかなと、最近ときどき行く。できたばかりの頃にこの店どうなるのだろうと、思っていたけど、常連さんもいる。5星レストラン食べ歩きの山本益博さんに似た男性が一人で来ていたりする。メニューも少ないけど江戸風?


蕎麦文化は広島に根付くのだろうか。