夏目漱石山房記念館

新宿区立夏漱石山房記念館に先月訪れた。
併設する漱石カフェに興味があるのが大半。
広島の長崎堂のバターケーキ(限定数しかないので並ばないとなかなか食べられない)が食べられるということだし。



地下鉄東西線早稲田駅から歩いて5分?(帰りはそう感じた)
漱石山房通りと名前がついた細い道を向かう。
ちょっと山坂。
小さい公園が二つある。



住宅だらけの道だが、漱石が住んでいた頃は草木がこんもりで、漱石門下生達も歩いたのだろうと想像すると、文学への道、明治、大正の気分になれる。



漱石が小説を書き始め小説家になったのはイギリス留学から帰ってからのことである。
イギリスで、シェークスピアを始めとする文学者の著作に触れ、帰国後書いた小説にはその影響が大きい。



その一つに「高慢と偏見」の女性作家ジェーン・オースティンを評価している。
何でもない日常性が小説になる。小説には物語性が必要という概念を持たなくていい。
そうして、「我輩は猫である」が生まれたようである。



20代の人達は「こころ」が教科書の教材であったようで、漱石の名前は未だ忘れられてはいない。









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