日本の夏

広島に生まれ、長年住んでいる広島はやはり8月6日である。


以前に書いたが、日本の夏と言えば?のアメリカ人の問いかけに8月6日、と
答えてしまった。それには8月6日の真夏の暑さとともに、二度と
あってはならないものを知って欲しい、と思う気持があった。
その時のコメントに、その話をすると暗くなる、という人もいたが、それを
超えて知らせたい気持を持つことが必要なのではないかと思った。


俳句の季語には原爆忌というのもあるそうだ。


その8月6日、今年は曇り。何故かその日らしくなく、夏のない日が続く。
異変では?と思わせられもする。


というところに、8月19日から20日にかけての雷、大雨、洪水の山崩れの
大被害。広島では珍しい広範囲な雷。


いろいろな意味で自然は侮れないもの。


友達も住む被害地の復旧を望む、久しぶりの晴れの日である。


P.S 8月22日
  つくば市在住の小学校同級生と久しぶりの会話。
  昔から広島は真砂土(まさつち)じゃけえ、家を建てるにはよっぽど調査せにゃあいけん、
  と彼女のお祖父さん(明治20年代生まれ)が言っていたそうだ。
  
  戦後40年〜50年で作られた街のこの結果よね。
  高度成長期とは何だったのだろう。
  もう元には戻れないね。と合意。 
  





<br>