子どもにとっての「間」
「子ども落語塾」の講師六ツ家千艘さん。気の短い人と気の長〜い人が出てくる落語で。
千艘さんが気の長〜い人になっているとき、話始めるまでには長〜い沈黙がある。「間」〜 「間」。こんなに長い沈黙で、子ども達は飽きないのか。
ところが子ども達が笑うのは、この長〜い「間」だったのだ。
逆に気の短い人が「何でえ、何でえ、早く言えよ」と話の流れで早口でパパッとおもしろいことを言っても笑わない。大人はそれで、次の言葉は何?と意外に思っていて、面白い言葉で笑う。
「間」を感じなくなった大人。「間」を感じる子ども。
子ども達は「間」で気の長〜い人を想像しているのだろう。
その想像力、大事にしたい。
でも、現実子ども達は忙しい。だから、学力も低下するのかもね?(世界レベルの学力とは点取りではなく、考える力らしいから)
そういえば、昔、私よりもずっと年上の人の時代は今よりずっ〜とのんびりしていた。私が小さい時もそうだったけど。そして、賢いと言われる人はは学校の勉強はあまりしていなかった。勉強の合「間」がありすぎて、自然や人との体験がたくさんでき、身体で工夫でき、心の広がりも果てしなく。
そういうことは、もう難しいのだろうか。
何といっても 「間」の力、「間」の感性。
子ども達にはあるみたい。
大人にもあったのにね。