春の目覚め

花の命は短くて、何ていうけど、とてもとても。その生命力には恐れ多さを感じる。「母の庭」の手入れに追われる毎日、この年になってやっとわかった。ちょっと遅すぎた？花瓶に活ける花の水を換えながら、花の命は・・・と思っていたときとは大違い。どんな草花も枯れても枯れても、必ず多くの芽を出し、その命は永遠なり。情報が多い世の中とはいえ、身近に知らないこと、身を持って体験していないことはたくさんある。年齢には関係なく。

友達の子どもが高校中退でマンションに引きこもり。子どもは子どもの考えがあると、自分から動くまではそっとしておくのが、今の親。その若い人に、この植物の生命力を感じて欲しいな。でも、草取りなんかで労力を費やすのはまっつぴらごめん、というのが本当かな。私がその年でもごめんだ。年齢に応じて感じることは違う。でも一つだけ、土を触ったときの開放感は同じかもしれない。

今度生まれ変わるときは、植物かな？