笑いっこ

子どもの遊び。にらめっこ。
「だるまさん、だるまさん、にらめっこしましょ。笑うと負けよ。あっぷっぷ。」 
昔の遊びとして、笑いっこはない?


笑いっこを思いついたのは、笑いの三大神事として残っている山口県の笑い講、熱田神宮、丹生神社のことをネットで知ってからだ。どれも神仏習合のときからのもので、民衆に親しまれ、現在に到り、おもしろいなあと思った。岩屋戸にこもった天照大御神は、八百万の神々が天宇津女命の踊りで大笑いしたことからお出ましになった。笑いは神々の時代から、問題解決の糸口だ。恐れ多いかもしれないけど、この神事に見習って私達が楽しめないかなと、笑いっこ。


にらめっこは、平清盛の時代に「目比べ」として始まり、鎌倉時代に遊びとなったようだ。その頃は先に瞬きをした方が負け。目比べは目力でもあり、人間の活力を表すもの。それはそれで、面白く、人間の本質的なことにもつながる。


にらめっこが結局最後に笑いになるので、にらめっこでもいいのだけれど、今度の子ども達との「発見隊」で、笑いっこしてみようかな。
「えびすさん、えびすさん、笑いっこしましょ。ふざけちゃ負けよ。うっふっふ。わっはっは。」
何もないのに、最初から笑うのって難しいかな?