硫黄島からの手紙

映画「硫黄島からの手紙」はまだ見てないが、主演の渡辺謙さんが宣伝も兼ねて、テレビ出演していた。いくつかの高校や大学で戦争についての話をしたとのこと。彼は謙虚に高校生や大学生といっしょに戦争について勉強したと言っていた。広島にも来たらしい。映画で戦争を疑似体験し、深く役づくりをするために多くの資料に出会う機会を得、彼は感動した。彼には戦争の経験はないけれど、熱く語れるものができた。彼の感動は他人の過去から吹き上がったもの。栗林中尉という個人の歴史、日本の歴史を回想する中に感動させるものがあったのだ。


映画「三丁目の夕日」もまた、昭和30年代の経験のない監督が作った。映画をつくるには、それなりの時代考証があり、そこに何らかの感動がなければ伝えたいものを表現できない。監督は昭和30年代に感動した。これもまた個人的回想ではないが、監督がほんの少し前の歴史をたどって得たもの。


伝わるものは、感動があってこそ伝わるようだ。日々感動?
感動により歴史はつくられる?
硫黄島からの手紙」見に行こうかな。