凛としたもの?

今月から年末まで、子育て世代編「昔いろいろ発見隊」を行っている。衣、食、住、宴の4回シリーズだ。テーマは欲張って、「ロハスとお正月と心のセレブ」。どう結びつけるか?意外にぴったりと結びつく。


1回目の「衣」は和服。
最近着付けを習っている友達が言っていた。「着付けを習っても出かけなければね。和服を着てると人の視線を感じるんよ。シャキッとする感じもあるね」


「立てば芍薬、座れば牡丹、歩く姿は百合の花」のたとえもあるように、姿美人、後姿をも意識する仕草、形。その裏には行儀作法というめんどくさいものもある。仕草のことで、祖母や母からうるさく言われたことを思い出す。茶碗を持つ指の位置、箸を持ってしょうゆさしを持つな、などなど(細木数子さんみたいになってちょっと怖い?)。自分の姿形を美しく。(美しい国のようになってきた、気をつけよう)。


だが、祖母や母が言っていた仕草や形には、視線を感じようと感じまいと精神的なものが大きく関わっている。どこか凛としたものが。今の時代に見えなくなった凛としたもの。それって何だろう?