ボタニカルアート

最初にボタニカルの精密な画を見て思い出したのは、レオナルド・ダビンチ(15世紀)の骨格図だ。ボタニカルは英語で植物学の意味がある。ボタニカルアート和製英語っぽいけど忠実には、植物の学術的精密画?ヨーロッパの絵画の歴史、写実主義はこんなところから?


20年前名前知らない人(調べたら、みつる・カメリアーノだった)の色鉛筆画を見て、色鉛筆画にはあこがれていた。3年前に色鉛筆で描くボタニカルアートを知り、習うことにした。身近な植物を見て、細密なスケッチとドイツ製色鉛筆で色づけをする。細かな葉脈を塗り残す表現法。細か〜い。
上達しないからなのだが、最近思いついたことがある。精密な色づけは私には無理。葉脈を残すよりも塗りつぶした方がいい。デッサンも寸法を測りながらが基本だが、私はアバウト。性格だ。だいたいのデッサンっぽいものはして、アバウトに塗りつぶす。私のボタニカルはこれでいい。


私のボタニカルは西洋と東洋のコラボレーションでいい。(勝手なコラボです)
とすると、東洋がアバウトってことになるけど、それは私の場合のみ。
ヨーロッパ印象派に影響を与えた北斎など浮世絵は大胆なデフォルメで心に響く魂がある。
アバウトどころではなく、スピリチュアルな熟練の勘どころだ。


絵を描くって、昔は絵が上手な人のものだったけど、今の時代私のように小さい頃絵が上手だったというわけでもないのに描ける機会がある。まあ、お金は必要だけど、そういうことでは、今は平等だ。その気になれば、誰でもどの世界に触れる機会がある。


それにしても、曽祖父も俳画をさらさらっと描いているし、母方の祖父も一応日本画家だったらしいのに、母も私もその遺伝子は何も受け継いでなくまったく不思議。
でもスピリチュアル的には意外としぶといところもあるので、表現アバウトでもそこが課題かも。(そういうわけで、画像にまで行きません)