ティータイム

お茶の時間が持てること。それは楽しみの一つ。至福のとき。おいしいお菓子もついてるし。イギリスにもアフタヌーンティーがあるし。会議でもティータイムがあれば、ほっとするし。お菓子つきのそんな会議はあまりなさそうか?でもでも。


歴史を見ると、茶道は600年前に大名達が中国からの茶器などを取り寄せ、唐物数寄と華美に走ったが千利休の前の前の人が、質素をもとに再構築した。その形式を完成させたのが、千利休だったそうだ。他愛ないおしゃべりが苦手の男性が考えたことだから、この掛け軸は、この茶器は、とその場で話し合えるテーマをちゃんと作っている。薀蓄を語りながらティータイムで、ちゃんと作戦練ってたらしい。余裕?


発見隊では、1年を通して最後の回は「お茶会して遊ぼ!」にしている。初年度はおまけとしてお茶会をした。公民館の和室にある小さい畳を見て、子ども達が「ここは何で小さいん?」と疑問を投げかけてくれたことがヒントだった。それから恒例になった。
お茶会をしたおかげで、茶道には和的生活文化のすべてが秘んでいることがわかった。アート、身体的な美、精神的なものなどなど。


現代でも華美感あり。おまけに固苦しい、難しそう。嫌われやすい要素多数。でも3年間来ている子ども達も嫌でもなさそうだし、お抹茶も好きな子は何倍も飲みたがる。何だかよくわからないけど決められたことをきちっとやる、儀式的なところが、意外とおもしろいのかもしれない。


おいしい和菓子とお抹茶が我が家のティータイムであることが多いけど、年を経るごとにこのティータイムがかけがえもなく貴重な時間だとわかってくるのは不思議だ。