和服

節分の日に、和服を着て福女という豆まきの役を無事果たした。
宮島の大聖院というお寺で福女福男、合わせて30人が舞台に立つ。
芸能人などが、やっているテレビでよく見る風景だ。
遠くに届くようにと豆まきも結構大変。貴重な体験だった。

久しぶりの和服。もう何十年も着ていない。古着で、アメリカの友達がおじいさんのカーデガンをうれしそうに着ていたと、思い出したが、和服だったら私も祖母のものなど、うれしそうに着ていたかもしれない、とふと思った。


和服を着なくなったことは和文化断絶の一つ。まさに私達の世代から本格的に変わっていった。私達の世代は嫁入り道具として、和服を親が揃えた。でも、結果的には茶道などをずっとしていない限り、着ることはない。我々くらいの年代なら和服を持っている人はたくさんいるはず。素材は良質、高価なのに邪魔物扱い。


切り刻んで、パッチワークにするとか、洋服にするとか。しかないのか。
変化しつつも時代は繰り返す。昨今では和服ブームも来そうな気配。
やはり良質で、高価なものは、切り刻まず、邪魔になっても大事にする方がいいのかも。

今回を機会にもっと和服を着てみようっと。