マニュアル時代

年末で忙しいために、近所のスーパーでは若い男性のアルバイトがいる。レジで清算するときのマニュアル通りの言葉使いは、まどろっこしい。「ありがとうございます」と言っても気持がないのが、よくわかる。マニュアル通りにいろいろしゃべるから、「わかった、もうやめて」と私の心では言っている。


母は1日おきくらいに行くのでレジの人と顔見知りで、清算するちょっとした時間に、他愛ない話をしているようだ。母の年代だとゆっくりだけど、自然にできる会話風景。その話を私が聞き、意外と役に立つこともある。


マグドナルドの接客は最初は珍しく、それも一つの方法か、でも覚えるの大変よね、と興味本位で聞けた。そろそろそんな時代ではなくなってるのかもしれない。新生ダイエーの社長が言っていた。「もうマニュアルの時代ではない」。


来年はもっとゆっくり聞こう、話そう?
でも年取るから自然とそうなるわ。