発見隊の風呂敷体験

籠目


2時間内で、子ども達がどのように楽しめるか、私達も楽しめるか、それなりの時間
配分をしている。
今回は最初に箱、ビン、筒、ボールなどを包んでおいて、その中味当てから。
ちょっと大人同志でやりとりするなど、ここに役者がいればもっと面白いのですが。
一通り見てもらってから、グループごとに各自包んでみる。
なぜ包むのか?その心は?それを伝えるのは難しいことです。今使うことが少なく
なったし、私達も改めてそうなのかと思うところが多いので。
結び方一つで方法はいろいろある、という体験は柔軟な考え方にも通じる。


中間で、ちょっと風呂敷の文様に目を向けてもらう。今回江戸後期から明治初期
の「藍染筒描」収集をしている方から宝尽くしのお祝い風呂敷を借りてきた。
おもしろい図柄には子ども達の思い思いの言葉が出てくる。
家紋のついた大風呂敷などもあった。
そして、一人一人折り紙を切って、昔からある連続模様(今回は籠目)を作って
みる。


最後に風呂敷は現在にどう結びつくか、子ども達にちょっと考えてもらう。
小さくたためばどこにでも入って、買い物袋になる、帽子になる、マフラーやひざ掛け
にもなる、という便利さ、リサイクルに役立つかも。


発見ノートは、絵で結び方をきちんと書いたものなどいろいろ。