風呂敷はどろぼうの始まり?

包み方


風呂敷のいろいろを知ろう!と小学生23人、大人8人で体験した。
箱包み、ビン包み、筒包み、ボール(昔はすいか)包み、などなど。
テレビでの風呂敷包みは、どちらかと言えば、装飾的な使用法。
より原点にとなると、包む、結ぶ、さらには模様へ。
私達が知らないこともたくさんある。


「家紋」はどこのうちにもある、と説明すると「うちはマンションだからないよ」などと子ども達。大半は低学年で、結び方はなかなか難しいようだ。そのうち風呂敷をマント風にして遊び始める。ワイワイガヤガヤ。いつの時代も同じ?
荷物をかつぐ利用法と言ってる場合ではない。風呂敷と言えばどろぼうのイメージがすぐに浮かぶようだ。


風呂敷がどろぼう?のイメージは、1980年代にデパートなどの紙袋ができて、風呂敷が使われなくなったことに関係がある。そういえば、1985年頃親類の小学生の子がどらえもんを読んでいて、唐草風呂敷を背負うどろぼうらしき姿の絵を見たことがある。「風呂敷」竹村昭彦著にも若者は唐草風呂敷を「盗人さんの風呂敷」と呼んでいると書いてあった。この本は11年前に発行されている。

この体験で子ども達に「風呂敷とどろぼう」以外の発見があればいいけど。