やさしさごっこ

結婚して子どもができても離婚する夫婦が多い現代、離婚するための法律がある。


子どもの養育費などの義務は知っているが、別れた親と子どもが定期的に会わなければならない、ということにもハンコを押す。比較的新しい法律とか。



この情報は、家庭裁判所の調停員をしている友達から聞いた。
そこで、この法律に則って、子どもと親を会わせるための全国組織があり、彼女の仲間数人が世話係りをしているとのこと。



これを知って思ったのは、辛口だが「やさしさごっこ」。友達にも言ったけど。



調停員はそれなりに裕福で、育った環境も恵まれていらっしゃる方達であろう。
外国では、そういう人達は慈善事業をしているというが、日本的慈善だということなのだろうか。
法律に操られた慈善?



父親がいない環境で、育った身にはほっといてちょうだい、と言いたい。今となっては何てことはないが、幼心にあった父親不在の感覚。
離婚は普通のことになっている現代とはもっと深いものがある。
親はなくても子は育つ。



離婚は親が勝手にするので、会いたい親は会えばいい。
子どものことを思うなら離婚しなければいい。



子どもは自分の境遇を早く悟ることが人生にとっては大事だ。
別れた親と会ったからとて、中途半端。




医者の娘で中学の時に母親を亡くして、家庭に変化が起きた幼なじみからたまたま電話がかかってきて、この話をし、「やさしさごっこ」嫌いは共通した。