お雛様

今年もお雛様を出していないけど、まだ4月3日までは時間がある。


団飾りとか豪華なものは、想像だにできない時代。


生まれる前からある土のお雛様は三人官女まであるけど、手軽に出せるもの。
最近、そのお雛様に似たものをFBで見たので、持ち主に聞いてみたら、その人も生まれる前からでどこで買ったのかわからない、とのこと。岐阜の人だったけど。
想像するに多分京都かどこかで祖母が買ってきたのか。母も出所を知らなかったし。


もう一つ自分で買った内裏雛があるが、あまり愛着がない。


さらにもう一つ、小さい頃に私のためにと買ってもらったケース入りの5人囃子まであるお雛様があった。気に入ってたけど、5歳下の従妹のものになってしまった。貧乏な時代である。


それで、そのお雛様は従妹の娘までは活用されていた。
しかし、その娘に娘ができて、団飾りが来てからはあまり日の目を見てないようである。


団飾りと言えば、母がよく言っていたが、岡山藩主池田公拝領のお雛様があったとか。その名残りの漆器があるが、お雛様は戦争中に近所の人に預けたらしい。
そのお雛様は今どこにいるのか、元気なのか。


お雛様の人生もいろいろである。







<br>