渋すぎる元高級官僚−家政婦は見た的に

彼は音楽の趣味を持っている。


退職後、趣味を生かし地元以外にお呼びがかかればすぐに行ける身となったので、勇んで
出かけることにした。


そこで、彼は冒険したくなった。主催者側に予定のない演奏者と一緒に行くと、自分の趣味がグッと引き立つのではないか。


その人に声をかける → OK!


しかし、声をかけた人の旅費や宿泊費は自分持ち。


趣味の披露は一夜。


そこで、彼は声をかけた人に問うのである。


宿泊されますか?


その人が、泊まらなくてもいいですよ、と言うのを期待して。


演奏会が終って、その人が地元に着くのは深夜 − 彼にはわかっているはずなのに。
朝から出かけて深夜帰宅。普通は聞かないだろう。


血も涙もなく、微々たるお金も自腹切れない、元高級、高給官僚。


渋すぎる〜〜〜。