伝統に潜む力

和楽器奏者のプロフェッショナルと話す機会があった。
太鼓、鼓などなどのお囃子楽器。


その方の個人レッスンに、コミュニケーションができない高校生、中学生がいる。


親御さんが伝統音楽を選んだきっかけは環境的なものによるものと思われるが、レッスンに来る本人はとても楽器演奏がずば抜けているとのこと。


コミュニケーションが円滑になるかは別としても彼らは何かを得たのである。
そこで自信がつく。


コミュニケーションができなくて悩んで医者に行くと、すぐにうつ病と診断され、しゃべりが上手でないと成功しない世の中になった。


でも、そこに埋もれてしまった才能は多いのではないか。


細かい作業が必要な昔の道具などの後継者もいなくなっている。
そんなところにもうつ病になりそうな人達を救えるものがあるではないだろうか。


子ども対象の伝統芸能塾を行っている中で、そんなことにも活かせる方法は?という考えが浮かんだ。