祖母の50回忌

祖母は62歳でなくなったので、生きていれば112歳。


明治33年生まれ。大正モダンが青春時代。
大正10年位の娘時代の写真を見るとモボとモガである。
東京での学生時代のようで、祖父母とあと一組の男女が写っている。


ずっと前からこの着物の襟元のだらしなさは何?と思っていた。
このだらしない襟元こそ大正モダンの流行だったに違いない。(最近読んだ「正座と日本人」からも推測できる)


50回忌の日、東京からも従兄妹達がやってきて、6人+住職(彼も二従兄妹で祖母を知っている)で宴会。


法事というのは口実で、親類で集まっておいしく楽しい時間を持つのが主意。


皆が元気で集まれたことも天国の人たちが見守ってくれているおかげ、と感謝する。


祖母の時代は兄妹が子どもをたくさん産んでいるので、母達は寺の住職の父親達と従兄妹会を作っていて、東京、広島、京都と離れていても仲がよかった。なので、今でも母達の従兄妹の子ども世代には名残がある。


12月に母達の従兄妹の一番若い人が、娘と孫ご一行で長野県松本市からやってくる。


先人の築いた足跡はだんだん消えそうにはなっているが・・・。