君寄

これは黄身寄せにかけた銘々の和菓子。
いつも行く風雅堂。
このお菓子の説明に「明治天皇に献上の菓歴」と書いてある。


「ええっ、これは?」とお店の若い後継者に聞くと、彼はとうとうと説明する。明治時代に広島に大本営があったときに、明治天皇に献上される和菓子として作られたのが始まり、だとか。


広島にいると、昔から普通の京都にもあるお菓子かと思って普通に食べていたが、これは新発見。


私はこのお菓子が大好きだ。特にここのはおいしい。
卵の黄身を主体とした蒸し菓子で、お抹茶とよく合う。


明治天皇に献上したときは、衛生上のこととかで、護衛がたくさんいて大変だったとか。3代目が話す。


今日はここの麩まんじゅうと水まんじゅうを買いに行った。ここの水まんじゅうがまた絶品。あんことの組み合わせはここが一番。


でも、君寄という銘も風雅よねー。