瀬戸内海のおいしい話

先日茨城から幼馴染がやって来た。幼稚園の頃からの付き合いで、もう?十年。


お互いの家族の顔も思い出せば懐かしい。?十年がわかるけど、彼女の母親の没後50周年、私の祖母の50周年。その辺りの共通項があるので、余計に懐かしい。


一緒に食事をした。若い夫婦の店で魚料理がいいところ、に1軒。
そこで、ランチをよく食べるので、今日も行った。彼女と行ったときのことになり、あいなめの煮付けを頼んだのが魚通、と思ったとのこと。


そこで、彼女といつも話しているおいしい話をした。
「私らはね、オコゼもしょっちゅう、あなごはもちろん、地海老だけの天ぷらもふんだんに、あいなめの煮付け、カレイのから揚げ、あさり汁、今は見たこともなくなったデビラを干すまえのジナイという魚のお刺身、もちろん鯛のいろいろ、小いわし、鯵、鰆、をいっぱい食べとる舌なんよ。」


すると、若い夫婦は私たちの味覚にあまりピンとこないようで、「地海老も高いですよねえ」。


貝ほりは学校から帰ってからの遊び。家計の足しになっていたのか?
もう、これから先あの頃のようなおいしいものは蘇らないね。