俯瞰力

「俯瞰」という言葉は忘れられたようであるが、リーダー研修講座で俯瞰力養成などを見た。
そんなにすぐに養成されるものでもなし。


京都と東京に呉服店を経営されているFB友達がいる。
その方は和服の存在が職人さんなどの減少でいいものがどんどんなくなり、和服だけの世界ではない、とよく投稿される。
私もその意見に同調する。


先代から美智子皇后の和服などに関わっていらっしゃり、本も出されている。
先日BSで放送された「美智子皇后」の着物に関する番組では監修をされ、職人さんの世界も映されたようだ。


そのFBの投稿にコメントがたくさん寄せられていたが、そこに俯瞰、という言葉が登場した。
伝統の文化を知らないので、世の中が俯瞰できない人ばかりになった。
伝統の文化を伝え聞いてこそ100年先を俯瞰し、事業も政治も行われるものであろう。
など、目先の現象だけにとらわれ過ぎな社会を憂うコメントが多かった。


リーダー研修講座も俯瞰という言葉を知らない若者にはなじめないかもしれない。すぐに消えるかも。想像するに俯瞰できない人が開く講座だろうし。


でも、今一番大事なのが俯瞰力である。


マスコミの人にはぜひ、留めておいて欲しい言葉である。